是蘭 ZELAN コラージュ展 夢見ることのない証

白黒イラスト素材【シルエットAC】
JUGEMテーマ:個展

ZELAN コラージュ展
昨日の話しですが。
ギャラリー巡り再開。
是蘭 ZELAN コラージュ展 夢見ることのない証
9/28まで。
アートプランニングルーム青山
昨年のシュヴァンクマイエルの展覧会や、ヘンリー・ダーガーの映画を観て“コラージュ”という表現方法に関心を持った私。
いざ、やってみてもこれが(私にとって)難しい…
表現方法として、また作家さんがどう思っているか知りたくて、行って来ました。
元は一つの絵画・写真であったものが分断され、分解され、再構築されて新たな作品となるコラージュ。
ミケランジェロ、カラヴァッショ、ドレの絵画が部品となり、そこに在り得ない別の時代のもの、有機・無機物さえも入り混じっている…
まさに“キマイラ”
私には“無意識の領域にある神話世界”のように思えました。
コラージュに使われている個々のパーツが、ルネッサンスや19世紀末の絵画・写真を使っていること。作家さんが女性のためか、肖像も“女性”が多く、さらに“花”という女性性を意識させるものがあり、その二つが結びついて“女神”を意識させるのです。
その旨を作家さん――是蘭さんにお伝えした所、
「やはり見る人によって意見が変わる」との事。
工学をされている教授の方からは矢張り“工学的に”見て、同じくコラージュをされている方は“技術的な面”から見て…
それらの話しを聞いて、自身も“発見”することがある、と。
“コラージュ”というものが、作って完成するものではなく、さらに見られることで新たに“出来上がっていく”変化する事に感動。
あ、でもこれは絵画鑑賞論ですか……
作品を拝見していて、刺激を受けて、ついつい話し込んでしまい…
フロイトだのユングだの、シュルレアリスム話しから現代美術にもの申すまで……
何だか、『私の自分探しの旅』状態になってしまった…
素敵な作品が多いので、是非見に行ってみてください。

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