FESTIVA FLAMENCO 2013

白黒イラスト素材【シルエットAC】
JUGEMテーマ:フラメンコ
第2回 フラメンコ・フェスティバル 2013

第2回 フラメンコ・フェスティバル 2013
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目当てにしていたのは以前も来日し、映画『フラメンコ・フラメンコ』にも出演していたファルキートだった。
La Primavera Flamenca 2011
映画『フラメンコ・フラメンコ』感想

だがビザが下りず、来日キャンセルとなった。(よもや、数年前に起こした事件の関連だろうか?ちょっと検索すれば数年前のひき逃げ事件の事が出ている)
代役でファルーコとファン・デ・ファンが出演。

第1部はラ・モネタとファン・デ・ファン。

LA MONETA 1st FLAMENCO FESTIVAL 2011 in JAPAN

ラ・モネタは伝統的フラメンコだと改めて思う。大地の力強さとの繋がりを意識させる。
大胆にファルダを持ち、脚を見せる。
彼女のタコン(踵で床を打つ事)のその音と動きの精密さに惹きこまれ、圧倒される。
今、習っている事の求められている事、目指す表現の極みはこれかと感嘆してしまう。

次に、初めて見たファルーコとファン・デ・ファン。

Juan de Juan – Flamenco

ファン・デ・ファンのサパテアード(足を打ち鳴らす、の意)の丁寧な音や脚さばきが魅力的だった。
以前拝見した舞台や映画『フラメンコ・フラメンコ』でのファルキートの野性的なものとは違う。
それが理解できた。
土の匂いのしそうなファルキートとは異なり、art(技術)としてのフラメンコを前面に出している、そんな気がした。

休憩をはさみ第2部はやはりファルーコ。

ファルキートの弟なので舞台の取りは当然だ。
凄かった。
ファルーコはファン・デ・ファンの丁寧さとは別に重みを感じさせた。

最終日だった訳だが、楽しみはカーテンコールだ。
ファルーコが観客とファミリーに感謝の辞を述べ、袖に控えていた他の出演者達が私服で出てきた。
観客の拍手に応えて即興的に踊る。

パルマを叩く時のラ・モネタの真剣な眼差しにやはり惹かれる。
私服で楽しそうに踊る姿が微笑ましい。
厚底のヒールでもちゃんとタコンの音が聞こえたりと、プロの技に感嘆してしまう。

ファルキートとファン・デ・ファンは肩を並べてシンメトリーにサパテアートを打ちながら退場していった。
幕が降りるまで楽しい時間を過ごせた。

以前、舞台を拝見した時よりもこういった感想が持てるようになったのだから、それだけでも自分の中で進歩したのだと思った。

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