THE MONSTER BALL TOUR -LADY GAGA-
昨日はたのしみにしていたLADY GAGAのライブに行っていた。
曲順は下記。(記憶とネット上からの補完)
Dance In The Dark
Glitter And Grease
Just Dance
Beautiful, Dirty, Rich
Vanity
The Fame
Love Game
Boys Boys Boys
Money Honey
Telephone
Brown Eyes
Speechless
So Happy I Could Die
Monster
Teeth
Alejandro
Poker Face
Paparazzi
Bad Romance
オープニングでは、幕のように下りているスクリーンの後から、GAGAのシルエットが写しだされる。
出てきたGAGAは巨大な肩パットが入った衣装。マイケル・ジャクソンへのオマージュだろうか。
曲が進んで行くにつれ、衣装だけでなくステージの装置も変わる。
アメリカンスタイルのボロ車のボンネットを明けるとそこにはピアノ鍵盤があり、弾き語りスタイルに。それから地下鉄の車両に変わり、悪魔的な枯れた森から一転して、共同墓地にありそうな天使像が現れる。
最後"Paparazzi"には巨大な鮟鱇のようなモンスターも現れた。
GAGAといえば、毎回過激で斬新な衣装センス。ダサ格好良い。
衣装を脱ぎ捨て、"telephone"のPVでの下着姿に成った時の歓声。
お尻がキュートだと思う。アメリカの歌手に多い、胸が豊かなスタイルとは異なるところも好きだ。
そしてファンサービス。
『もしもしビヨンセ?』
日本語でしゃべってくれた。
有名曲では会場のテンションも一気に上がる。
彼女のイッってしまったような世界観が好きだ。
歌詞を見ていると普通に女の子の感情を歌っているようなのに、映像がその背景に狂気があることを物語っているようで。
“Paparazzi"や"Telephone"の恋人を殺すイメージや、今回のライプ会場で流れていた映像はドラッグのヴィジョン、精神病患者を想起させる。そしてエロティックの象徴のようなボンテージスタイル。
それは何処か(アメリカあるいは世界の)社会へのオマージュに思える。
“Evreyone is more or less mad on one point"—Rudyard Kipring
(人は誰でも、多い少ないかは別として、ある一点では狂っている)
その言葉をふと、思い出させてくれるのだ。
LEDY GAGAにとってファンは"MONSTER"であり、私たちにとって"MONSTER"は日常に潜んでいるものなのかも知れない。
正直、ツアーライブというものへ行ったのは、私は初めてだったので、それだけでも新鮮だった。
興味深かったのは、会場にいた人間。傾向が様々だった。
人種もさることながら、コスプレイヤー、V好きと思しき人にギャル系、ネタ系。そして老若男女問わずだった。
嗚呼、今、最も皆から愛されている歌手だと改めて思った。