BONE THIS WAY BALL -LADY GAGA-

白黒イラスト素材【シルエットAC】
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2年ぶりのツアーライブ。
過去日記:『THE MONSTER BALL TOUR -LADY GAGA-

初日に行ってきた。
幸運にも花道の傍で、前回のライブ以上に臨場感があった。

開始すると舞台の幕が下ろされ、3階建てのゴシック建築の城が現れる。荘厳さに圧倒される。
その城がは観音開きに動くという凝った造り。

今回の曲順は下記。

  1. Highway Unicorn (Road To Love)
  2. Government Hooker
  3. Born This Way
  4. Bloody Mary
  5. Bad Romance
  6. Judas
  7. Fashion of His Love
  8. Just Dance
  9. LoveGame
  10. Telephone
  11. Heavy Metal Lover
  12. Bad Kids
  13. Hair
  14. Yoü and I
  15. Electric Chapel
  16. Americano
  17. Poker Face
  18. Alejandro
  19. Paparazzi
  20. Scheiße
  21. Black Jesus + Amen Fashion
    —encore—
  22. The Edge of Glory
  23. Marry the Night

“Highway Unicorn “でユニコーンに跨がったLADY GAGAが入場。ステージ前のスーパーアリーナ席を囲む花道を一周。
会場のテンションが高まる。
観音開きしたステージの中央には巨大な臨月を迎え、こちらに向かって足を広げるLADY GAGA。そのお腹からLADY GAGA誕生という粋な演出と共に"BONE THIS WAY"がかかる。

前半は城のイメージも相俟ってゴシック的な音楽……"Bloody Mary"はUKゴシック的であるし"JUDAS"は言わずもがな。
その世界観に呼応するように天井から降りてくる巨大なLADY GAGAの顔。
ウィル・スミス主演『アイ・ロボット』に出てくるマザー・コンピューターのようで、それこそこのツアーを支配しているものを体現しているようだった。(=LADY GAGA)

最近の曲ばかりでなく、ちょっと前のものも。
「日本にまた電話をかけるわ」と"Telephone"など。
ピアノ演奏の前のMCでは彼女が「日本に来れて良かった。みんな歓迎してくれて。また来れるとは思わなかったから」と涙を浮かべて話す姿に共感。貰い泣きしてしまった。
そんなに日本に思いを寄せてくれてありがとう、LADY GAGA。

毎回衣装が話題になるが、今回も凄い。
ギーガーのエイリアンのような悪魔的なものから素敵なボンテージ、以前話題をさらった“生肉ビキニ”(さすがにレオタードに肉模様がプリントされたもの)まで。
…もしかしたら最近アメリカにて話題になっている「ピンクスライム問題(防腐剤牛肉問題)」への皮肉だろうか。それは考え過ぎだろう。

思えば後半は“アメリカ的”なアイコンが多いような気がした。
“Americano"に代表されるように。
衣装も胸にマシンガンが付いたビキニ姿。美女と機関銃はアメリカ的アイコンだ。マシンガンを抱えた美女に軍服を思わせる男性たち。
胸のマシンガンから火花が噴かなかったのが残念だ。前回やったからだろうか?

ダンサー達も格好良かった。素晴らしきエンターテインメントだった。

LADY GAGAの「自分が自分で在る事」を肯定する歌に、そして世界観に魅かれる。
アンコールに2曲も歌ってくれた。
あっという間の2時間だった。
未だ興奮冷めやらぬ。


直接、LADY GAGAとは関係がないのだが。
先日オープンした渋谷ヒカリエ 8F ART GALLERYにてLADY GAGAが卒論でテーマにしたというダミアン・ハーストの最新スポット作品の展覧会があった。

8/ART GALLERY / TOMIO KOYAMA GALLERY / ダミアン・ハースト 「New Spot Prints」

ダミアン・ハースト 「New Spot Prints」
http://www.hikarie.jp/event/detail.php/?id=51
~2012/5/28まで。

ターナー賞を取った牛の母子のホルマリン漬け作品"Mother and Child, Divided"が有名だろう。
私にはこれとLADY GAGAの生肉ビキニがリンクしてしまうのだが。

私はいつも色を大事にしてきました。色というものをとても愛しているのです。色そのものをただ動かす。そこからスポットペインティングは生まれました。
構造をつくって色を動かしたり、放っておいたり。そうすると欲しかったものが急に現れる。それが色の喜びを突き止める方法なのです

ダミアン・ハースト

ただの色のドット群と思わず、その色が語るものに耳を傾けて欲しい。
出来たばかりのギャラリーの真っ白な壁に掛る色の円は良く映える。
整然と並ぶそれに規則性があるのか無いのかわからない。
しかしそれらが相互に関係しているように思え、それが言語のように思える。

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