エヴァンゲリヲン・タロット
買ってしまった…
エヴァンゲリヲン・タロットカード。
大アルカナ22枚を各キャラクターのイメージと対応させ、図案化したもの。
オカルティズム、セフィロト(生命の樹)が象徴的に使われている『エヴァンゲリヲン』において、セフィロトとの関連性が指摘されているタロットカードをモティーフとした“キャラクターグッズ”が今まで無かった事が不思議。
私もタロットカードは幾つかコレクションがありますが、アニメなやゲームをモティーフにしたものは2つ目。
タロットカードはよく占いに使われるので、“未来を予見する道具”の様に思われがちですが、私は其処に表された“図像”に関心があります。
人物像、その手に持っている物、描かれた動物、意匠…それらに意味がある。
其処に在る、顕されているものは何か。私は此処から何を見出だすのか。
そして何を見出だすかは、人次第。今の心の現れであったり、過去の苦い思い出
であったり…
そして未来。
探し物はいつだって予め心の中にしまってある。そういうものだね。
オカルティズムをモティーフとしたアニメ・ゲーム作品で、そのキャラクターの“イメージ”をタロットカードに投影する。
作品の世界観をより確固たるものにするグッズですが、それ以外にも感心する事がある。
“イメージ”をカードに投影する事。
カードから“イメージ”を見出だそうとする私にとって、それは逆転の発想。
エヴァンゲリヲン・タロットカードの投影されたイメージ、キャラクターは既存のカードのヴィジョンよりも、カードの名称を由来としているようです。
その投影には納得するものも、そうでないものも。
例えば「魔術師」本来は男性像ですが、女性が当てられていたり。
彼女は科学者なので、間違いではありませんが…
最も、真面目に考えなくても良いのかも知れませんが。
個人的には、占いには使わないかと…
エヴァンゲリヲン好きでも、私とはヴィジョンの相性が合いそうに無い…
エヴァンゲリヲ(オ)ン…
10年以上経っても、私は未だに厭きていない。
リアルタイムでそれを視ていた為かも知れない。
エヴァンゲリオンは社会現象となったオタク文化の象徴の様に語られていますが、魅力は何も巨大人型兵器やキャラクターへの“萌え”要素だけでは無いと思っている。
社会現象と騒がれ、ニュース等に取り上げられた当時のコメントは“現代の等身大の少年少女をよく描いている”との事でした。
それが若い世代の支持を集めたと。
その言葉に少し納得し、少し不満を覚えていたように記憶している。
映像の展開が革新的であったし、TVシリーズの最終話が主人公の内面世界だったので、その不可思議さが話題となった。
オカルティズムだけでなく、SF、科学、精神医学、心理学、哲学の要素がよく使われていた。(歴史から見れば、実はそれらは密接に関わっているのですが)
個人的には、解らないなりに多岐に渡るその情報に感嘆し、そこから関心を持った分野もあった。
エヴァンゲリオンが“現代の等身大の少年少女をよく描いている”だけではいずれ“当時の社会風潮をよく表している”になり、過去のブームとなる。
もし、エヴァンゲリヲンが100年経っても愛される日本の文化となるには、其処に描かれている人間の普遍的な部分や随所に現れる知的なオマージュがもう少し評価されて良いと思う。
とりあえず、今はここまで。
『エヴァンゲリヲン新劇場版』楽しみです。
以下、Web拍手レス
3月16日 14時
3月20日 13時
web拍手有難うございます。