JAZZ Bar/舞台『夏光線』/美味しいもの
リアルタイムで
日記が書けない
またしても。
先週は大学時代の友人に会う機会がありました。
短い時間でしたが。
大学時代、同じゼミで唯一と言って良い友人。
中々お互いに時間を合わせることが出来ず…今回、無理をいって僅かな時間でしたが、1年ぶりに合って話をする。
「素敵なジャズバーに連れていってあげましょ」
その約束通り、新宿にあるBar『DUG』へ。
http://www.dug.co.jp/
地下の小さめなBarは盛期ジャズが流れていて、雰囲気がある。
そんな中で、クラシック音楽と、ダンテ『神曲』ゲーテ『ファウスト』から転じてシュヴァンクマイエルの話まで…
彼女のことを私は尊敬している。
私の世の中の役に立たないといわれ続けた話にも耳を傾け、疑問を投げかけてくれる。
そして、酒が飲めない私がお茶を飲んでも嫌な顔せず、付き合ってくれる。
…というか、酒に弱くて申し訳ない……
15日は別の友人の誘いで、舞台見に行って来ました。
俳優座LABO公演vol.23「夏光線」
http://haiyuza.co.jp/
高校時代を野球に捧げたツヨシ達8人は、大人になった今でも草野球チームを作って野球の傍にいる。
そんな中、ツヨシはふと一つの疑問を抱く。=何の為に野球をしているのか=
答えが見つからない疑問に、ツヨシは高校時代の野球部練習場を訪れる。しだいに、高校2年生の夏を思い出し…。
大人になった高校球児達のほろ苦い青春群像劇!!
成長することを、振り返る、考えてしまう舞台でした。
具体的に、彼らが“何か”ひとつをを得た事に対する言及ではなく、描写から観る人間に自身の“体験”を重ねる余地があるものでした。
野球について知識が乏しい私が見に行っても大丈夫だろうか?
という不安がありました。でも、大丈夫でした。そこに描かれていたのは、普遍的な青春の苦悩と希望です。
回想された場面での舞台が、表舞台ではない所が印象的でした。
舞台空間の関係もあるかも知れませんが、マウンドやベンチでは無く、
それがよくある高校球児の青春物語のイメージからずれがあるように思えました。
表舞台に立てなかった、立たなかった彼ら。
ある意味、彼らは挫折した少年達であり、そこで時間が止まっているようにさえ思えます。
しかし、それは誰にでも等しくいえる。
思春期のあの時期、良くも悪くも得た経験が、社会人になっても大きく影響している。夢を叶える者、違う形でも夢を続ける者……
学生時代、甲子園とは無縁だったが、学業以外、部活に力を入れたがっていた自身の姿を投影してしまう。
思えば、舞台というものは人間の普遍的な思いを語る。だから楽しめる。知識として知らない事があっても。
結婚式や葬儀、それら人生の節目において語られる思い出話でもある。彼らの原点の物語はやはり心に響くものがあります。
あと、その青春時代から変わらず、いい大人が少年のようにじゃれあう描写、目の前での投球やノックの響く音、それら生の音が正に“リアル”でした。
あ、あと関係ありませんが、着替えシーンで、俳優十人十色のパンツの色と形が衝撃的でした。(愚)
夏の日差し、セミの声、カブトムシ――
1週間しか成虫でいられないセミと、幼虫から1年しか生きられないカブトムシ。
儚さを連想させられました。それが、生と死の姿のようで、魅せられます。
この舞台に誘ってくれた彼女は、舞台関係者として働いている。
彼女は何を感じていただろう?
千秋楽だったので、見終わって、お茶に誘う事も出来なかった…
帰りにお腹がすいて、すぐ近くにあったバーガーショップに入る。
R Burgerという。
http://about.r-burger.co.jp/
私は初めて入ったお店でした。
具がつくね?で蒸しパンの皮に挟まったもの。
和・アジアンテイストのバーガーとは。何とも粋というか…
日本人で日本にいるのだから、バーガー屋もこういうものがもっとメジャーであって欲しい。
ようやく時代が追いついて来た。