映画『タンタンの冒険』感想
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公式サイト:http://tintin-movie.jp/
『タンタンの冒険』シリーズのCGアニメ作品。
17世紀に海賊レッド・ラッカムに襲われ沈没したユニコーン号をめぐる物語。
原作コミックの2巻分に相当。
学校の図書室で唯一のコミックであったし、内容が面白かったのでよく借りていた。
公開前の後ろ姿の広告に、表情が中途半端になってしまうのではと不安になっていたが、皆、俳優を活かしつつキャラクターの個性をよく表現していた。
インターポールのデュポン&デュボンが階段から転げ落ちて大の字に足を広げる描写やぶつかって頭にカナリアが飛ぶ等、忠実に再現されるギャグが可笑しい。
そしてアクション満載の『インディ・ジョーンズ』シリーズのトロッコシーンのような、息つく暇もない冒険活劇。
…そういえば監督がスピルバーグ氏でした。『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン氏のイメージが強かった。
映画独自の表現、ハドック船長とサッカリンが港のクレーンを使って対決するシーンはそれぞれの先祖アドック卿とレッド・ラッカムの海上戦を髣髴させられる。砲台が火を噴き、船と船がぶつかるイメージのオマージュ。
前世からの因縁と見紛う象徴的なシーンだと思った。
純粋に楽しめる娯楽映画だった。
宝探しは永遠の浪漫だと思った。
楽しかった。
久しぶりに『タンタンの冒険』を読みたくなった。