北川健次「ランボー頌」
昨日、北川先生の展示会を見に行った。
昨日までだったのだが。銀座・G池田美術にて。
http://g-ikeda-bijutsu-std.jp/
ランボーというテーマで作られたコラージュ作品群。
何点かは以前の個展で拝見したが、特定のテーマで絞られて壁に飾られると、また違った印象を受けた。
私はこの詩人の事を詳しく知らない。
若い、早熟の詩人であったとは聞いている。
顔にコラージュされた私には解読できない文字列が、彼自身を表しているのだろうと思っている。
『アルチュール・ランボー:初期の詩の数々』
http://poesie.hix05.com/Rimbaud/rimbaud.html
『アルチュール・ランボー:生涯と作品』
http://blog.hix05.com/blog/2007/06/post_238.html
何気無いものが、意味があるように思えてくる。コラージュの不思議であり、魅力だ。
構造を研究するかのように配された直線、測るような分度器。しかし、それは何も測っていないのではなかろうか。
言葉は、解読できてもそれは直接ランボーに関係あるものでは無いのではないか?
確かランボーに纏わる作品のものだったと思う。
以前、妹に北川先生の作品のポストカードを見せたところ、
「怖い」
と言っていた。鬼気迫る何かを感じ取ったらしい。
それが先生のものか、ランボーのかは私には解らない。
北川健次先生オフィシャルサイト
http://www.kenji-kitagawa.com/