曽我蕭白《群仙図屏風》
そう、29(にく)の日。
…帰りは大雨、というか雷雨で散々な目にあいましたが。…よくぞ家に帰れた(苦笑)
久しぶりに会う皆と歓談し、ひたすら焼肉を頂いておりました。
そこでサプライズが!!
誕生日プレゼントと、曽我蕭白《群仙図屏風》両隻のポストカードにメッセージを書いてくれました。
「対決―巨匠たちの日本美術」(http://www.asahi.com/kokka/)を見に行った人がいて、私に“ぴったりだと思って”と選んでくれた…(バレてる)
こういう、極彩色で、魑魅魍魎を髣髴させるものが、私は好物です。
描かれた図像から判断するに、縁起の良いものを頂きました。
肉にも勿論、満足したのですが、これを頂いたからには調べてみたくなります。
知らない事が多いので。
日本美術に関して、本当に詳しくないので、申し訳ない…
六曲一双の屏風。
曽我蕭白、彼もまた、異端な日本画家だったような……
龍を筆頭に、鳳凰?、鶴と鯉など、縁起物の動植物が随所に描かれている。
原色の衣装を纏った天女と子供達。
地味な色相の衣装を纏った仙人たちの顔はまるで妖怪のようで、(それが魅力ではあるが)醜く、天女の流麗さと対を成している…
その群像が、百鬼夜行図を成しているようにすら思えます。
墨と色彩、醜美、対要素がお互いを惹き立てている、印象が強い屏風。
おそらく何かのお祝いのために制作されたものですね。
見にいけば良かった……
人を惹きつけさせる魅力が詰まった屏風絵でした。
ちょっと調べると、なるほど。正に奇想画家ですね。作品もグロテスクなものが多い。
月岡芳年と、近い雰囲気があるような…何やら“狂人”とも呼ばれていたようです。
…うーん、こういうものを調べる時は、きちんと文献に当たらなくてはいけないのですが。
「武家や豪商が画家に子供の成長を願う慶祝画を発注していたことを示し、また図像に関しては、中国における吉祥図案約四百図を集めた野崎誠近著『吉祥図案解題』を参照し、中国でも仙人図が誕生祝の図像であること、また江戸の文人画家・中山高陽が記した『画談肋』を取り上げ、日本でも同じく仙人図が誕生祝と結びついていた可能性が高い」という指摘がありました。
因みに、ポストカードには折り目がつけてあり、きちんと屏風風になるようになっていました。
『折って前に人形を座らせて殿様気分に浸って下さい。そしてそれを写メして下さい!』
との事。
…人形のサイズが合わないorz
写真撮って、Photoshopで合成…いやいや、写メでは無くなる……
さて、どうしたものか。
以下、Web拍手お返事。
反転、お願いいたします。
ERISさま
こんにちは。Lux†Nox管理人、綺羅です。この度は、お越し下さり、有難うございます。ギャラリーにも目を通していただき、恐縮です。サロメシリーズ…そうですね、私もこの主題がお気に入りなので、何か感じていただければ幸いです。最近、更新が滞っていますが…(苦笑) こちらこそ、リンク有難うございます!! 改めまして、こちらこそ、今後とも宜しくお願いいたします。