染矢義之 彫刻展 「内包」
JUGEMテーマ:個展
神保町 GALLERY AND CAFE BAR クラインブルーにて。
DMの女性のフォルムを幾何学的に刳りぬいたような造形に惹かれた。
女性のフォルムは丸みを帯びているので、それを直線的に切り抜く事に。
落ち着いたカフェ内の白い壁と、落ち着いた雰囲気に呼応するような印象を受けた。
白い艶やかな、磁器のように思えた。
ふと、触ってみたい衝動に駆られる(触らないが)
そんな魅力を持った彫刻郡。
人体と比較するなら、首と手足が無い造形は、無名の“女性”となっている。女性そのものになっている。
お茶をしながら視線をずらすと、そこには瓶に花が生けてあった。
瓶と彫刻と女性――そのフォルムが木霊しあっているように見えた。
どれも女性的な曲線美。
ならば生けてある花はここにある作品群の女の顔だろうと想像してみる。“花の顔(かんばせ)”と言うのだから。
そんな事を悶々と考えていた。